坂本美雨・著『ただ、一緒に生きている』光文社より6/22発売

Posted on 5月 25, 2022 in What's New

娘との日々を赤裸々に描き好評の新聞連載が 待望の書籍化!
自分自身に深く向き合い、魂を込めて書き上げた
「生い立ち」はじめ、新作エッセイも多数収録。

ただ、一緒に生きている
坂本美雨・著
光文社・刊
2022 年 6 月 22 日発売
(四六判ソフトカバー 240 ページ)
定価 1,760円(税込)

*Amazon予約受付中*

子育てについて書く事は、自分を見つめる事でした。

 

東京新聞で 2016 年から連載されている子育てエッセイが、大幅な書き下ろしを加えて待望の書籍化。
ひとり娘・なまこちゃん(愛称)が 0 歳の頃からはじまり、幼稚園の卒園までを見守っ た 6 年間。
うっかり美雨としっかり者のなまこちゃんの楽しいエピソードはもちろん、時には 落ち込んだり悩んだりすることも……。
娘と向き合うなかで初めて気づいた自分自身のことや、家族をはじめとした周りの人たちへの 想いをまっすぐに綴った、日々の記録です。
書き下ろしは、自らの両親や子供時代について語った「生い立ち」をはじめ「妊娠・出産」「猫 と子ども」「旅について」「卒園・おしまいに」とボリュームたっぷり。
子どもと一緒に読みたいおすすめの本や、育児中の忙しい心を救った音楽もご紹介します。
育児中の方はもちろん、愛について考えるすべての方の心に響く1冊です。

 

<内容紹介>
●なまことの日々(スナップ写真)/妊娠中からなまこちゃんの小学校入学まで。美雨さん本人や周囲が撮影した母娘と家族とそれを取り巻く人たちの様子を、未公開写真多数で追いかけました。

●「坂本美雨の子育て日記」/2016 年から続く東京新聞と WEB サイト「東京すくすく」での連載を、0~1 歳、2~3 歳、4~6 歳と年齢ごとにまとめ読み。

●母娘、美瑛の旅(カラーグラビア)/2022 年、なまこちゃん卒園後におとずれた美瑛への旅に密着しました。(撮影:黄瀬麻以)

●対談:佐治晴夫先生「みんな宇宙が育ててくれた」/理論物理学者・佐治晴夫先生と 10 年ぶりの再会。ご自身も 3 人のお子さんを育てた経験を持ち、また宇宙や科学を通して教育 にも深くかかわっている佐治先生と、子育てについて、親であるということについて、そし て宇宙についてのお話。

書き下ろし/この本のために書き下ろされた新作エッセイ、5 タイトル。
「時おり、娘と歩きながら自分がお母さんだなんて、まるで演技でもしているみたいだなと不思議な気持ちになる。こんな日がくるなんて思ってもみなかった、の連続だ。」(妊娠と出産)

「もしかしたら、なんて不謹慎な、と感じられる方もおられるかもしれないけれど、妊娠がわか ってから一番不安だったことは、ネコを愛するのと同じくらい自分は果たして人間の子を愛せるだろうか、ということだった。」(猫と子ども)

「娘は、どこで暮らしていくんだろう。空から見た、どこにも線なんか引いてない世界で生きていってほしい。」(旅について)

「いつだったか、当日になって教授のライブに行けなくなったことがあった。純粋にライブを楽しみにしていたのか、ただ父に会いたかったのか、それはいつも混ざり合っていたからわからな い。でもいかなければつながりが途切れてしまう気がした。胸がずきずきして、布団に潜ってわんわん泣いた。たまにこうして、ちゃんと大好きなんだと突き付けられた。」(生い立ち)

「育児、を私はほとんどしていないと思う。ただ一緒に生きているだけ。一緒に育っている。本 当に私は子どもに許されて生きている。娘に見せているのは、一番生々しい自分だ。」(卒園・お しまいに)