モモンガの感触
最近、やけに鮮やかな夢ばかり見る。
ーx−
大きくて綺麗な居酒屋で、
母のコンサートの打ち上げか何かの最中らしい。
スタッフや友人たちがわいわい呑んでいる。
母が大きいFILOFAX手帳を取り出すと、
そのページの間から一匹のモモンガが
ぺろぉん、と出てきた。
抱いてみると 子猫くらいの大きさ。
おとなしくふわふわと 腕の中で丸くなる。
そのまま、宴の間ずっと抱いたまま過ごすが、
打ち上げがお開きの時間になってしまう。
このまま持って帰って飼おうかと考える。
責任持って飼えるか…旅の時はどうするか…?と
葛藤し、”う〜んなんとかなる!飼う!”と決めかけて
コートの中に抱いたままお店の外に出るが、
ふと立ち止まり、
この子が死ぬ時に悲しくなるから、
やはり返してこなくては、と思う。
今のうちに、と。
その居酒屋は地下がペットショップになっている。
誰も居ないようで、電気が消され、不気味にシーンとしている。
ひとり、おそるおそる降りていくと、そこは意外に広く
ひんやりとして化学実験室を思わせる。
子犬が並んでいるが何故かケージには入っていない。
『あと一分待って、お店の人が戻ってこなければ、
この子を抱いて帰って、飼おう。』
と思い、また階段に向かって歩き出した時に、
カンカンカン、と店員らしき人物が階段を降りてくる。
パッと蛍光灯がつく。
ーx−
そこで、終わり。
わたしは、モモンガを返したのかな・・・
たぶん 返したと思う。
だけど、責任は取る、と一度は決めたくせに
いつか死んでしまう悲しさに直面するくらいなら手放す、
と思った自分が 夢の中とはいえ 悲しかった。
Posted by miu at January 17, 2005