コンピューター
年末年始のあまりのmacの不調に私がイライラしたり落ち込んだりしていたのを見て「この人もおんなじこと言っているよ」と青弦がくれた、ブコウスキーの「死をポケットに入れて」を読んでみた。こうやって日記を読むと、この人が書くことで正気を保っていた、ということがすごくよくわかる。
この日記、というよりはエッセイ集は、ブコウスキーがワープロではなくてマックで書いたもの。1990年くらい、私は10歳で、この人は70歳くらいで。この人と同じ時期にマックを使い始めたのが変な感じ。macで書いた宿題のレポートが一瞬にして消えて唖然としている夜に、この人も何ページ分の原稿が一瞬で消えるという感覚が分かるだろうか?と書いている。
macの不調なんて他人には些細なことで、健康体な人にとって他人の偏頭痛や腹痛に同情はしてもどうしても完全には理解してあげられないのと同じことで、mac不調でデータが消えたなんていう虚しさと苛立は自分にしかぶつけられない。本を読むと、macが壊れた時のブコウスキーの反応は思ったより冷静で、口が悪い人なのでもっと怒り散らしたりするのかと思っていたら意外に“そういうこともあるだろう“といった感じで普通にお店に持って行ったりして。今は依存が強すぎるのだろうなぁ。壊れないはずだ、ずっと保存されているはずなんだ、ってただの機械に本来求めちゃいけないことを当然だと思っているのかも。反省。
Posted by miu at February 28, 2004