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スタジオジブリ立体造型物展へ。

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雨の中、木場現代美術館へ向かっててくてくと歩いていく。
途中で小さな蜘蛛の巣を水滴が美しく形どっているのに見とれ、
雨でびしょびしょの足の不快感はどこかへ行ってしまう。

パスケースを受け取ってエスカレーターを降りると、
すぐに「猫の恩返し」の世界に吸い込まれていく。
猫は空を飛び、スーツを着てガードする。
ここにいることが全然不思議じゃない。
「猫の恩返し」から「千と千尋」、「ラピュタ」「ナウシカ」まで、
壁に貼り出された、その年に起きた出来事の新聞記事と共に順番にたどっていく。
完全に立体に造り出されたキャラクター達は、ただリアルなだけじゃない。
今にも喋りだし、動きだしそうで、
その前に立った瞬間に自分もその一部になっている。

そして最後のオープンスペースに入ると、
目の前に「ハウルの動く城」がそびえたっている。
そぅっとお城に近付いて、おそるおそる触れてみる(それだけは触っていい展示物)。
柔らかい、ぷよぷよした素材、FRPをベースに、
様々な工夫を凝らして絶妙な質感が出されている。
家の中を覗き込むと・・・信じられないほど細かく創り込まれている!
この会場全体が、芸術家達の職人タマシイと 愛と 
一人立ちした作品への誇りで満ちている。
造型職人達の中には、自分と歳の変わらない人たちもいる。
この一部になっていたい。
創りたい。創りたい。
身体の中の「創」の部分を激しく揺さぶられ 涙がでそうになる。

そしてその空間で聞く、「隣の山田くん」の主題歌、
矢野さんの「ひとりぼっちはやめた」は、初めて聞くかのように染み入ってくる。

Posted by miu at June 24, 2003
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