20010528
予報に反して久々に快晴のニューヨークはメモリアル・デイ・ウィーケンド。このタイミングで映画「パール・ハーバー」がオープンしたらしい。予告編だけ見たけれど、気のせいか、ちょっと映画館の中で少し居心地悪い気がした。でもよくよく考えたらたったの50年やそこらで、ほとんど差別もなくこの国に異国人として住んでいるんだから、すごいことかもしれない。
友達がピクニックをしている場所を探して、人で溢れかえったセントラル・パークをもくもくと歩く。人々が芝生に寝そべって、犬が走り回って、道路ではローラーブレード大会、そして馬車がカパカパ。あまりに平和な光景。動物園行こうかと思ったけど混んでそうだからやめ。
PLACEBO@IRVING PLAZA
10時半頃やっとプラシーボ出てくる。いつのまにか、最前列、ブライアンの目の前へ。あんなに不思議な声の人が、CDと全く同じ声で、生身の人間として同じ空間にいて、すぐ目の前で声を発したり動いたりしている。それをニューヨークで見てる自分。その状況はとても異次元。ハッとするほど白くて、華奢で、黒髪6:4分けの美しいヒト。可愛らしかったり痛かったり皮肉っぽかったり切なかったり愛情深かったり、表情がクルクル変わるユニークな声。イタズラ好きの表情。声帯の奥にスピーカーが付いているみたいに響く。
声は本当に恵みだと思う。独特な声というのはたぶん、日々聞き慣れている波長とは少し違う音波を持っているということなのだろうけど、そうやって少し波の形が違うだけで、人の心が揺れ動いたり、ただ無意識に涙が流れたりする、そういう力を秘めている。それは<恵み>だし、その人にしかない責任でもある。けれども、その独特な声は<なんでかわかんないけどとにかく逃れられないの!>って言う人と<どうしても生理的に受け付けないのよね。>って言う人と、両極端の反応があるから、また奥深い。
余談:前座のIDLEWINDの後、アメリカ人の間にキュウキュウに挟まってしまって"しまった"と思っていたら、横にいたカップルが見兼ねて「get in here!」って前の隙間に入れてくれた。こういうところがアメリカの素敵なところです。ほんとカジュアル。人間的。アメリカ人の中にいるとすごくちっこいから、子供に思われたみたいなので、感謝して子供のフリをしておいた。